アメリカのクレジットカードはウェルカムボーナス満載ですが、これを達成するためには工夫が必要です。
例えばAmerican Expressビジネスゴールドカードを発行する際、3ヶ月で1万ドル使うと70,000ポイントもらえるなど、ボーナスも多い分、ミニマムスペンド条件もハードル高めの場合があります。
しかし家賃をクレカ払いにできれば、2-3ヶ月で1万ドル近い決済も可能になり、ウェルカムボーナス獲得にぐっと近づきます。
今回はこれを実現するため、Plastiqを利用しましたが、Plastiq初心者として私が実践時につまづいた部分への対応も踏まえ、使い方を解説します。
Plastiqとは何でもクレカで支払えるサービス
家賃支払いをクレカで行う方法を調べると、ネットではいくつかのサービスが出てきます。
中でもPlastiqはよく出てくるサービスで、クレジットカードで支払いをして銀行口座に送金することが可能です。
つまり、いつもの家賃支払いにクレジットカードを利用することが可能になります。
注意点1:2.90%の手数料がかかること
Plastiqを利用してクレカ決済すると、最低でも決済金額の2.90%が追加でかかります。
例えば家賃が$2,000の場合、その2.90%に相当する$58が追加でかかります。
さらに送金方法による手数料も若干あり、例えばACH送金であれば$0.99が追加でかかります。
よって実際の支払い金額は$2,058.99、大家さんの受け取り金額は$2,000となります。
またこれは送金予定日が最も遅い場合の手数料であり、送金日程を早めたい場合は追加の手数料がかかります。
例えば1/21にPlastiqで送金手続きをした場合、1/26に着金する設定であれば追加コストはかからず、手数料は2.90%ですが、着金予定日を早めたい場合はさらに追加コスト(0.2%〜)を支払う必要があります。
ACH送金の他に、チェックで送る方法やWire Transferで送る方法もあります。チェックで送る場合は郵送の時間がかかることも考慮する必要があります。
ですので送金は計画的に行うのが良いでしょう。
下記のリンク経由で登録して30日以内に$2,500以上の送金をすると、$2,500分の手数料無料クレジットがもらえます(紹介した側・された側両方もらえます)。初回の送金では必ず手数料がかかりますが、すでに2回以上送金する覚悟の方はぜひご利用ください。
注意点2:送金相手には送金連絡をしておいた方がいい(少なくとも初回)
必須ではありませんが、送金先(Plastiqで言うとVender)への送金予定の連絡もしておくと良いでしょう。
理由は単純で、Plastiqで送金されたかどうかまでは分かるものの、送金先に着金したかどうかまではわからないからです。
特にチェックで送る場合は、郵送中に無くなってしまう(アメリカの郵便事情の悲しいところですが)可能性もありますから、送金予定の連絡と着金の確認連絡はしておいた方がいいでしょう。
Plastiqの利用はウェブかアプリで
ブラウザ版もアプリ版もほとんど違いはありませんので、好きな方で利用しましょう。
着実に手数料無料クレジットを受け取りたい人はブラウザで以下のリンクを開き、ブラウザで登録まで完了させ、その後にアプリでログインするのが良いでしょう。
登録にはEメールアドレス・氏名・住所・電話番号が必要です。
メールアドレスも電話番号(SMS認証)もそれぞれ認証が必要になりますので、すぐにアクセスできる状態で進めるとスムーズです。
まずはクレジットカードを登録する
ログインできたら、早速クレジットカードを追加します。
Walletメニューに行き、表示される青いプラスボタンをクリックすると、支払い方法でCredit Cardが選択できます。
2023年12月ごろまで、PlastiqではAmerican Expressのカードを使うことが一時的にできませんでしたが、2024年1月現在は再度利用できるようになっています。
支払い先情報(Vendors)を登録しておく
家賃を支払いたい場合、支払い先(例えば個人オーナーであればその人)の銀行口座を登録します。
Vendorsメニューで表示される青いプラスボタンをクリックし、「add vendor manually」を選択すると、支払い先の名前を入力する画面が表示されます。
支払い先の名前を入力すると、候補となる登録済みアカウントが表示されます。
支払い先がPlastiqのアカウントを持っていない場合、この画面で候補には表示されませんが、その場合は気にせず「Create New Vendor」を選択し、Continueボタンをクリックしましょう。
新しい支払い先を登録する場合、支払い先への送金方法を選択します。
ここでは家賃の支払い方法で指定されている送金方法を選択するだけですが、基本的にアメリカ国内の振込であればACH送金で良いでしょう。(もし自信がなければ、支払い先に確認しましょう)
振り込みの場合、支払い先銀行口座のRouting NumberとAccount Numberを入力します。
加えて、氏名・Eメールアドレス・住所は支払い先にあらかじめ聞いておく必要がありますので、準備しておきましょう。
※サービス側のバグで、Routing Numberが入力できなかったりしますが、コピペは行けたりするので、工夫して入力を完了させましょう。
最後にVendorカテゴリの入力画面があり、選択すべき項目は「Rent and Real Estate」、サブカテゴリは「Residential Rent」です。
※カテゴリ選択で、選択肢に「Rent and Real Estate」がないなーと思ったりしますが、実は選択肢のウィンドウの中でスクロールができるので、アルファベット順でかなり下の方にありますから、頑張って見つけましょう。
「これって支払い先に黙ってVendor登録したら個人情報とかまずいの?」と一瞬思ったりしますが、Vendor Searchで表示されるのはあくまでPlastiqアカウントを持っているVendorだけなので、自分がVendor登録したからといって他の人にVendor情報は見えません。ので、支払い先に色々説明しておく必要はありません。
いよいよ支払いをする
クレジットカード登録とVendor登録ができたら、支払い(Payment)を行います。
Paymentメニューで表示される青いプラスボタンから「make a payment」を選択します。
あらかじめ登録してあるVendorを支払い先として選択し、次に送金情報と、先に登録したクレジットカードを入力します。
支払い情報は支払い先(Vendor)にも通知されます。最終的に着金させたい金額、誰が支払ったのかが分かるように記入しましょう。
次に支払日のオプションを選択します。日付に余裕があれば追加料金なしのオプションも選べますし、少し先の振込日をスケジュールしておくことも追加料金なしでできます。
支払い先に初めての支払いを行う場合、請求書(Invoice)情報のアップロードを求められます。
これは資金洗浄などに利用されていないことを証明する目的で確認されるものですが、基本的に賃貸契約書(自分の氏名・住所と、支払い先の氏名・住所、家賃金額などが記載されているもの)を提出すればOKです。
不備がある場合、アカウント登録に使ったEメールアドレス宛に連絡が入り、メールでの追加書類提出が求められますので、早めに対応しましょう。
最後に入力内容と手数料を確認します。
Fee(手数料)の内訳はこの場合、Transaction Fee 2.90%($2,550 x 2.9% = $73.95)とACH Delivery Fee($0.99)を合わせた$74.94となっています。
初回は大変だが、2回目以降は手間も手数料もなし!
ここまでお疲れ様でした。あとは大家さんから着金のお知らせが確認できればミッションコンプリートです。
また2回目以降の送金ではこれほどの手間もなく、前回の送金内容からすぐに送金できますし、紹介リンクが正しく機能すれば送金も無料でできますから、頑張り甲斐があります。
着実にクレジットカードのミニマムスペンドを完了させ、ウェルカムボーナスを掴み取っちゃってください。