コスパ大好き|アメリカに移住したエンジニア

2023年からロサンゼルス在住。個人的な体験を記録し、これからアメリカに住む人に情報を捧げます。

米国生活でユナイテッドやデルタのマイルをコツコツ貯める(小ネタ)

小ネタですが、ユナイテッド航空デルタ航空は提携サービスからちょっとしたマイルが溜まります。

United航空 x Lyft

例えばユナイテッド航空は、Lyftアカウントを連携しておくと、Lyftの利用金額に応じたマイルが溜まります。基本はLyftでの$1に対して1マイル付与ですが、以下のように乗り方次第で還元率は変わります。

  • 空港と自宅の間を乗車すると$1で3マイル
  • Extra Comfort / Lyft Black / Black SUV に乗車すると$1で3マイル
  • 空港発着で事前予約して乗車すると$1で4マイル

Delta航空 x Uber & Starbucks

またデルタ航空では、スターバックスアカウントやUberアカウントと連携しておくと、スターバックスのアカウントにチャージする金額に応じたマイルが得られたり、Uberの乗車金額に応じたマイルが得られたりします。

Starbucksは$100ずつチャージする

スターバックスでは以下のように、入金金額によっては$1あたり2マイル溜まる計算です。

  • $25 - $49.99 = 25 miles
  • $50 - $74.99 = 75 miles
  • $75 - $99.99 = 125 miles
  • $100 ~ = 200 miles

Uberは普段使いなら事前予約かUber Business

Uberでは条件が細かく分かれ、空港以外の乗車で適当に使うと貯まらないように思います。

  • 事前予約して乗車すると$1につき3マイル
  • 空港発着のUber X乗車で$1につき1マイル
  • Uber XL / Comfort / Black / Black SUV 乗車で$1につき2マイル
  • Uber Eatsで$40以上使うと$1につき1マイル
  • Uber Businessで使うと$1につき2マイル

基本はLyft or Uber事前予約

LyftではXLを呼んでも$1につき1マイルですが、UberだとXLは$1で2マイル付与の対象になりそうです。

基本的にはLyftを使っておけばとりあえずコツコツマイルが溜まりそうですが、空港発着の時は予約チャンスと考えておくのが良いでしょう。

未検証ですが、Uberの見せ方を見ると空港発着 x 事前予約 x Uber XL x Businessの組み合わせだと最大$1で8マイル貯まる?ようにも見えるので、出張の際に試すと良いかもしれません。

ただ事前に自分でリンクしておく必要がありますので、忘れる前に手続きをしておきましょう。

It’s all miles with Lyft and MileagePlus

Delta SkyMiles® and Starbucks® Rewards

Uber & Delta SkyMiles® | Earn Miles on Rides & Eats

米国赴任が決まったら日本で準備しておきたい航空会社ステータス

個人的にお付き合いのある駐在の皆さんと話すと、出張で(しかもエコノミーで)飛行機を使いまくるのにステータスなし、という方を見かけたりします。

2026年はSFC修行ラストイヤーと目されることもありますし、米国赴任の準備で私がお勧めしたい3大アライアンス戦略について、全体像を共有したいと思います。

2026年4月以降の注意事項

2028年度から、ANAのSFC制度が変わります。

詳細はいろんなところで語られていますが、現時点の筆者の立場としてSFC取得はおすすめできません。

JALのJGC修行の方が良い人もいると思いますが、以下の記事は現時点でその内容を反映していませんので、ご注意ください。

3大アライアンスとは?

日本の航空会社といえばJALとANAですが、これらは別々の航空会社の連合体に属しています。

JALはOneWorld(American AirlinesやAlaska Airlinesなどが加盟)、ANAはStar Alliance(United Airlines、Singapore Airlinesなどが加盟)ですが、Delta Airlinesなどが加盟するSkyteam(他にAir France、Vietnam Airlinesなど)も合わせて3大アライアンスと呼ばれています。

各アライアンスの中では会員の待遇条件を合わせてくれる仕組みとなっており、例えばJALの上級会員(例:JMBサファイア)になっている人はOneWorldのSapphireステータスを得られるため、同じOneWorld加盟航空会社であるAmerican Airlinesの航空便を使う場合にも同様の待遇を受けることができます。

各アライアンスごとに微妙に待遇に違いなどはありますが、基本的に得られるベネフィットは以下のようなものです。

  • 空港でのチェックイン手続き時間短縮(ビジネスクラスチェックインカウンターの使用)
  • 手荷物X個無料(国内線と国際線、会員ステータスの高低で違いあり)
  • 一般的なクレカラウンジより少し上等、安全なラウンジの使用(航空会社ビジネスクラスラウンジアクセス)
  • 座席指定料無料(米国内線では有料席が多数)
  • 搭乗順が早くなり、早く座席に着ける(優先搭乗)
  • 預かり荷物が早く出てくる(預かり荷物優先対応)

日本で準備しておくと非常にコスパが良い

日本でもアメリカでも、基本的にステータスは1年間の搭乗実績に応じて翌年1年間だけ付与されるので、このようなステータスを得て維持することは難しいです。

例えばANAのプラチナ会員になるには、エコノミーで東京・沖縄間を20往復する、と言った具合です。なので、2週間に1回出張があるとか、海外出張で長距離路線に月1回ペースで乗るとか、それでやっと付与されるのがステータスです。

日本のクレカ特典はかなり特異

ただ日本のクレジットカードには以下のようなものがあり、ステータス利用のコスパが高く感じられます。

  1. 比較的簡単な条件をクリアすれば、Skyteam中・上級会員に半永久的になれるクレジットカードがある
  2. ANAで1年間修行すれば、Star Alliance上級会員に半永久的になれるクレジットカードがある
  3. JALで数年間修行すれば、OneWorld上級会員に半永久的になれるクレジットカードがある

つまり、3大アライアンスごとに日本のビジネスマンを応援してくれる制度がある、と捉えられるかもしれません。

出張でこそステータスの恩恵が多く得られる

先のステータス獲得例は同じ航空会社のみ使い続けた場合の話です。出張では最寄り空港から目的地まで直行便があるか、という観点でも航空会社を選ぶので、必ずしも同じアライアンスが選べるとは限りません。

もちろん、ステータスなしでも出張はできますが、例えばステータスがあれば、万が一自分の便がキャンセルされた時なども優先的に扱ってもらえますので、保険になります。

ラウンジが利用できれば、荷物が盗難されるリスクを回避しつつ仕事もできるため、移動時間で失われる時間を多少有効活用できます。

ビジネスクラスチェックインができれば、空港で並ぶ時間が減らせます。

優先搭乗できると手荷物を自分の近くに収納できる上、有料座席を指定できると降機順が早くなり、かつ預かり荷物も早く出てくると、到着後の行動開始もスムーズです。

なによりステータスがあると同乗者も同様の恩恵が得られるので、同僚の時間効率も高めることができます。

このようなステータスの恩恵がクレジットカードで半永久的に得られるというのは、日本人の特権と言っても良いかもしれません。

Star Alliance (ANA)とSkyteamを日本で、OneWorld (JAL)はアメリカで準備

では具体的に何をすれば良いのか、戦略めいたものを示したいと思います。

基本的には先に示した3つのクレジットカード発行がそのまま優先順位になりますが、人により状況も違うと思いますので、以下詳しく説明します。

Skyteamは出国直前でも間に合う

まず、誰にでもお勧めできるのがSkyteamのステータスが得られる、ベトナムエアラインズカード(年会費5,500円)を発行することです。

このカードを作成するにあたってはベトナム航空のロータスマイル会員となる必要がありますが、デルタ航空便などに乗る際にベトナム航空の会員番号を利用することでベネフィットが得られます。

このカードは1年目は年会費無料な上、Skyteam Elite(平会員よりは上)が手に入り、かつベトナムエアラインズカードを持っている限りこれが維持できます。

ただ、以下の記事に書いた通り、Skyteamのステータスは他にも割と簡単に手に入る方法があるので、発行時期を見定める必要があります。

スカイチームのステータスを手軽に得て、デルタ航空便の快適性を上げる方法 - コスパ大好き|アメリカに移住したエンジニア

日本にはSkyteam加盟航空会社がないため、このような優遇策が受けられると思われますが、せっかくですから使えるうちに使っておきましょう。

準備期間があるならANAのSFC修行

SFCとはSuper Flyers Cardの略で、ANAのプラチナ会員相当の資格が得られるクレジットカードのことです。

SFCはANAでプラチナ会員になった人が発行できる特別なクレジットカードで、年会費も1万円を超えてきますが、1年間集中して飛行機に乗るだけでStar Alliance Goldの永年会員になれると考えるとお得です。(そのような集中的な取り組みを「修行」と呼びます)

私の場合、1年半計画で準備することでほぼ無料でSFCを手に入れたのですが、その方法や、SFC取得後のコスパの再分析についても記事化しています。

詳しくは以下の記事にありますが、要点を絞るとこうです。

  • 移住前後はお金を使う機会が多く、クレジットカードの入会ボーナスで大量にマイルを獲得できる
  • マイルをスカイコインに変換して飛行機に乗ることで、ほぼ無料で修行も可能になる
  • 修行時間・費用のコストパフォーマンスは米国で十分取り戻せる

海外赴任とANAステータス(SFC)獲得は組み合わせがいい説 - コスパ大好き|アメリカに移住したエンジニア

SFC取得して本当に良かったか?コスパ検証を改めてやってみたい - コスパ大好き|アメリカに移住したエンジニア

元々はJALにも同様に、1年間の修行で永年ステータスが得られる制度がありましたが、2024年に会員制度が大幅に変わり、2025年現在はこれができない状態にあります。

その結果、ANAのSFCに修行僧が集中する事象が起きていると考えられ、またANAはこの2年間で会員制度変更を行う準備をしてきたと目されています。

よって、2026年が1年でSFCを取得できる最後の年になるのではないか、と噂されています。

私としてはSFC修行を進めてくださった師匠に感謝するばかりなのですが、同時に1年間のJAL・JGC修行も勧められ、今更ながら多少お金がかかってもやっておけばよかったと後悔しています。。

このブログを見つけてくださった方には、なぜSFC修行をするべきなのか細かく言語化することで、自分自身も周りの人(家族など)も納得した状態で修行への一歩を進めていただきたいと考えています。

ので、ぜひ後悔なきように日本での準備に挑んでいただければと思います。

アメリカ生活はJALのJGC修行の足しにする

ANAのSFCは1年間で完了できますが、JALの新会員制度下でのJGC(JAL Global Club)修行はそうはいきません。

JGCのクレジットカードを得るためには、ライフステータスポイント(通称LSP)と呼ばれる、生涯にわたってどれだけJALグループのサービスを購入してきたかを表すポイントを貯める必要があります。

JGCに入会するには1,500 LSPを獲得する必要があり、これを搭乗のみで達成するには、日米間を30往復するといった、途方も無い渡航回数を必要とします。

これだけ聞くと「改悪」と捉える方もいるかもしれませんが、改善した部分もあり、要約すると以下です。

  • JGCは最低ランクが3スター、最高ランクが6スターと、さらに上がある(ANAはSFCまで)
  • JALカードの決済やJAL関連事業の利用実績でもLSPが得られるため、飛ばなくてもステータスに近づける
  • 米国は物価が高く、決済サービスが多様なため、JAL USAカードを使うことで倍速でLSPを貯められる
  • 結果、米国駐在6年程度でJGC入会が目指せる計算になる

すでにJGCを持っている方で、4スター(3,000 LSP必要。マイル有効期限が無期限になる)が近い方は、米国での決済が足しになるかもしれません。

JGC戦略の詳細は以下に記載していますので、ご興味がある方はこちらもどうぞ。

米国赴任者は新JALステータス獲得スピードが2倍になる説 - コスパ大好き|アメリカに移住したエンジニア

すでに十分なステータスを持っている人は米国クレカ発行で追加ベネフィットを狙う

ここまでSkyteam、Star Alliance、OneWorldの順に話してきましたが、JGCも5スター(6,000 LSP必要)以上を狙うのは、3スターの4倍のコストがかかるわけですので、現実的に難しい部分もあります。

つまり、すでにJGCを持っている方がさらに出張の快適度を上げるために実施すべきは、以下だと思います。

  • 米国でのクレジットカード作成で入会ボーナスを獲得し、出張時の便をマイルでアップグレードする
  • ホテルのクレジットカードを発行したり、特定ホテルチェーンに寄せるなどして、ホテルの快適性を上げる

出張時に疲れないようにするためには、飛行機でなるべく広い座席を使わせてもらい、移動の負荷を下げることに気を配ると良いでしょう。少しの違いかと思うかもしれませんが、飛行時間が3時間、4時間あり、これが往復となると快適性もバカにできません。移動中に休むにしても、エコノミークラスで隣に体格の良い方がいたり、イヤホンなしでゲームし続ける子供などがいると、窮屈で眠るに眠れません。日本ではあまり起きないことも発生するので、なるべくストレスフリーで行けるよう、工夫したいところです。

ホテルクレカは米国発行の方がいい

またホテルステータスは割と簡単に手に入るものがあります。

例えばAmex Platinumを持つと、MarriottとHiltonのゴールドメンバーにしてもらえます。

ゴールドメンバーの上にダイヤモンドやプラチナがあるので、ゴールドは決して高いステータスではありませんが*1、それでもペットボトルの水を無料で用意してくれていたり、可能な場合はレイトチェックアウトさせてくれたり、多少融通が効くようになります。

ペットボトルの水程度か、と思うとショボく感じるかもしれませんが、出張で疲れて部屋に着いたのに水もない、日本のように近くにコンビニがあるわけでもない、となると、結構絶望的な気持ちになることがあります。

出張時はタダでさえ色々気を遣う状態(貴重品は大丈夫か、忘れ物がないか、チェックアウトは何時か、朝の予定に合わせて朝食はどうするべきか、...etc.)になるので、やはりカスタマーサービスに定評のある大手チェーンに泊まりたくなりますし、その中でもある程度融通の利く状態になっていると安心度が上がります。

ですからホテルの上級ステータスが手に入るクレジットカードを使いこなす、というテクニックも覚えておくといいでしょう。

ホテル関連のクレジットカードだと、日本で発行するよりもアメリカで発行した方が高いステータスが簡単に手に入る、というのが航空会社のステータスとは異なるのが面白いところです。

例えばHilton Honors Aspire Cardは、年会費こそ$550と高いですが、このカードを持っているだけでダイヤモンドメンバーになれます。*2

もちろん、ステータスだけであれば費用対効果は説明できません。ただこのAspireカードは、Hilton Resortで使える年合計$400分のクレジットと、年合計$200のフライトクレジット、$209のClear Plusクレジットが付いて、その上でダイヤモンドメンバーになれますから、元も取りやすいです。

私はまだホテルステータスの世界ではHiltonしか使えていませんが、店舗数で言えばMarriott系列がよく、会員サービスに定評があるのはHyatt系列、バランス型がHilton系列、という感じでしょうか。(IHG系列も使いやすい店舗数がMarriottに劣らないくらいある印象です)

私の場合、航空券の手配はそれなりの数やりますが、自身の出張がそこまで多くないので、まだホテルチェーンは自信がありません。ただ、やはりMarriott系列は(若干マイナー目のところも含め)どこにでもあるな、という印象ですから、米国内出張を中心に考えるのであれば店舗数を軸に選ぶのが良い気がします。(勝手な印象ですが、この4大チェーン系ホテルは日本だと高級路線のブランド中心で、場所も限られるので、普通の日本のビジネスマンが使うには高くて使いづらい印象です。)

まとめ: 航空会社ステータスは日本で。ホテルステータスはアメリカで。

ざざっと渡米前〜渡米後の戦略について書いてみましたが、タイトルにもある通り、航空会社のステータスは日本で準備するのが無難でしょう。

私はあまり調べられていませんが、ホテルにも永久ステータスはあるそうなので、ホテルの方が利用頻度が高い、という方はそちらから始める道もあるのかもしれません。

ただ構造的にですが、日本は航空会社が米国などに比べて少なめなので、ステータスなどで優遇することで利用を促進している部分はあるでしょう。

よって、その構造差を使って快適な米国出張ライフを実現していただければ何よりです!

*1:(Skyteam Elite Plusに劣るSkyteam Eliteくらいのイメージ)

*2:(Skyteam Elite Plusのようなイメージ)

スカイチームのステータスを手軽に得て、デルタ航空便の快適性を上げる方法

以前、デルタ航空ステータスマッチの記事を書いたところ意外と反響があり、個人的にも気になっていたので、追加でコスパのいいステータス獲得方法を模索してみました。

あまり長くなるといけませんので、結論から言うと以下3つの方法があり、それぞれベネフィットの大きさと、ベネフィットが得られる期間に違いがありそうでした。

  1. ステータスマッチを使う
  2. デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードを使う
  3. ベトナムエアラインズカードを使う

2と3についてはおそらく、細かい制約はありませんが、1のステータスマッチはおそらく各航空会社で1回しか使えないので、注意が必要そうです。

2026年4月以降の注意事項

2028年度から、ANAのSFC制度が変わります。

詳細はいろんなところで語られていますが、現時点の筆者の立場としてSFC取得はおすすめできません。

JALのJGC修行の方が良い人もいると思いますが、以下の記事は現時点でその内容を反映していませんので、ご注意ください。

大前提: スカイチームにはSFC/JGC相当の特典がないように思えたが

このブログではJALやANAの永久ステータスを得ることのベネフィットを中心に記事を書いてきました。 JALはワンワールド、ANAはスターアライアンスにそれぞれ加盟しているので、一度ステータスを獲得してしまえば世界中のアライアンス航空会社でそのベネフィットを得ることができます。

ANAのSFCやJALのJGCを米国駐在員が取るメリットは以下にありますので、ご参考ください。

海外赴任とANAステータス(SFC)獲得は組み合わせがいい説

米国赴任者は新JALステータス獲得スピードが2倍になる説

一方、日系航空会社でスカイチームに加盟している会社はなく、すなわちJALのJGCやANAのSFCに相当する修行&神特典はありません。

よって、スカイチーム系列の上級ステータスである、スカイチームエリートプラスを得る方法には工夫の余地があるように思います。

そしてそのような方法はいくつかあるものの、いろいろな航空会社の制度を使うため、マイルが溜まりにくいといったデメリットもあります。

あくまで本記事では、「スカイチームは本命じゃないが、ステータスベネフィットは欲しい」という方に向けたコスパの良い方法を参考論として書きます。

数回使いたいだけならステータスマッチ

まず、以前記事で紹介した、「1. ステータスマッチを使う」から説明します。

なぜステータスマッチから説明するかといえば、ステータスマッチは1航空会社で1度しか使うことができず、また以前に他の方法でステータスを得ている場合には対象にならない、ということもあるからです。

詳細は以下のデルタ航空ステータスマッチ記事をご参考ください。

デルタ航空ステータスマッチでSFC修行の価値を最大化

ステータスマッチでは短期的に上級ステータスが得られる

ステータスマッチは無償または有償で得られるベネフィットですが、その効果は3ヶ月間などかなり限られています。

通常の旅行や出張などであれば、3ヶ月間で数回使うこともあるかもしれませんが、その持続期間はかなり限定的です。

一方、それで得られるステータスは比較的高めのものを狙うことができます。

例えばデルタ航空のステータスマッチでは、ANAプラチナ会員はデルタのゴールドメダリオン(スカイチームエリートプラス)相当が得られるため、ANAプラチナ相当の扱いを受けることができます。

現在、私が確認している範囲で、SFCまたはJGC会員が手軽に使えそうなステータスマッチは以下でした(いずれも有償)。

  • エールフランス-KLM(Air France-KLM) - Flying Blue
  • ベトナムエアラインズ - LOTUS MILES

デルタ航空のステータスマッチはSFC・JGCが対象外(ANAプレミアムメンバーまたはJMBステータスホルダーが対象)ですので、「手軽」とは言えず、ここには記載していません。

他のブログを見ている限り、有償でもステータスマッチが使える人には十分なメリットが得られるのだろうと思います。

ただ、私個人の考え方では、安易に使うとむしろ損をするように思えるため(有償はまだ使ったことはありませんが)、1度しか使えないことも考慮して、タイミングを慎重に検討したいところです。

年数回以上の頻度でスカイチーム系を使うならクレジットカード

2と3のオプションで挙げたクレジットカードについては、人によりハマりそうなイメージがあります。 違いはステータス維持にクレジットカード保有以外の条件があるかないか、という部分だけですが、まず私が多くの人に推奨できるのは「3. ベトナムエアラインズカードを使う」で、日本で毎年支払い需要がある人には「2. デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードを使う」が次におすすめできます。

ベトナムエアラインズカードはコスパ良く最低保証を得られる

三井住友カードが発行するベトナムエアラインズカードは、初年度年会費無料の上、年会費5,500円(税込)と米ドルで言えば$35程度の低価格カードです。

ただしこのカードが提供するベネフィットは、ベトナムエアラインズの会員制度であるLOTUS MILESのチタニウム会員で、これはスカイチーム・エリートに相当します。

スカイチーム・エリートで得られる主たる特典は以下のようなものです。

  • ビジネスクラス チェックインカウンター利用(同伴者も可)
  • 優先搭乗(デルタの場合 Group 5 / 9)
  • 一部の優先座席無料指定(エコノミーの中。同伴者も可)
  • 国際線での預かり荷物1個追加(重量制の場合10kg追加)
  • 米国内線での預かり荷物1個目無料(同伴者8名まで)
  • 米国内線無償アップグレード(優先順位低め)

特に預かり荷物が1つ無料になったり、追加になったりする部分は大きいです(それだけで年会費が回収可能)し、ビジネスクラスチェックインや優先搭乗、優先座席無料指定など、時間的なメリットに直結する部分がカバーされているのは嬉しいです。

スカイチームエリート+Amexプラチナ特典で、効力はエリートプラス相当に近づく

スカイチーム・エリートプラスに比べると、預かり荷物の優先(プライオリティタグ)やラウンジアクセス、優先保安検査レーンがない、といった違いがありますが、それでも「ノーステータス旅」に比べればだいぶ扱いが改善されます。

また預かり荷物を作らなければスピードは落ちませんし、ラウンジはAmex Platinumなどでも補完(デルタ便利用時、メインキャビン以上であればデルタラウンジが利用)可能で、保安検査場もTSA Pre✔️(さらにClear PlusがAmex特典で追加可能)があれば米国主要空港では問題になりません。

ベネフィットの大きさはSFCやJGCには若干届かないものの、SFCやJGCの年会費は最安でも1万円を超えます。ベネフィットが半減する分、コストも半額以下になると考えると、コスパの高い半永久カードと捉えることができます。

ほとんどデルタマイルを獲得できない前提であれば、デルタ航空利用時に得られるなけなしのマイルを使ってベトナムエアラインズカードを持つことで、出張をアップグレードをしている、と捉えることもできます。

Amexプラチナは単体でも簡単に年会費を取り戻すことができるので、出張や国内旅行がそれなりにある人にはおすすめです。

渡米1ヶ月以内にアメリカンエクスプレス・プラチナカードを発行した話 - コスパ大好き|アメリカに移住したエンジニア

デルタ航空発行のクレジットカードと比較してもコスパが高い

ちなみにベトナムエアラインズカードで得られるベネフィットは、デルタ航空が米国で発行しているクレジットカードがカバーしている空港の時短関連ベネフィットもカバーしています。

デルタ航空発行のクレジットカードには、年会費を超えるフライトクレジットやホテルクレジットがついてきます。が、年1-2回利用する程度であれば、わざわざデルタ航空でしか使えないクレジットをもらうよりも、スカイチーム・エリート特典を活用する方が面倒が少なく、長期的にみてコスパが良いのではないか、と思います。

ベトナムエアラインズカードは、発行手続き完了から1週間程度で手元に届きます。発行自体が完了してしまえば、Lotus Milesの会員ステータスがTitaniumに更新されます。これをデルタ航空のアカウントに設定すれば良いのですが、Fly DeltaアプリからAirline Loyalty ProgramにVietnam Airlines / Lotus Milesを追加しようとしてもエラーが出るため、delta.comから追加するのが無難です。

Amexデルタ スカイマイル・ゴールドは修行要らずだが維持コスト高め

デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードは、年会費が3万円弱とお高めではありますが、持った瞬間からゴールドメダリオン資格を得ることができる、(おそらく)唯一無二のカードでしょう。

ゴールドメダリオンはスカイチーム・エリートプラス相当ですから、通常の方法でステータスが得られるほど集中的にデルタ航空を利用できない人には、かなり魅力的なオプションに映るかもしれません。

ただしこのカードでステータスを半永久的に得るには、年間150万円以上の決済を行う、という条件を毎年クリアする必要があります。*1

もちろん、ステータス付与以外にもAmexならではの保険などがついてはいますが、1番のベネフィットであるステータスを活かすため、このカードを使う人は確実に年間150万円の決済を行うことを忘れないようにしましょう。

デルタ航空を使う頻度がある程度高い人は、デルタ航空のマイルが貯まるこのカードがいいでしょう。米国に住んでいれば、年間150万円(≒1万ドル)の支払いというのはハードルがそれほど高くありません。海外の支払いに対しては1.5倍のポイントがつくようですので、基本還元率が1.5%となり、マイル数で言えば年間2.25万マイルは溜まります。

SFCやJGCに比べると、家族カードには同等の効力がないため、年会費が多少割高に感じられます。

しかし通常の方法でゴールドメダリオンを得るハードルに比べれば、$200程度の年会費と1万ドルの決済というのは破格の維持コスト、と捉えることもできるかもしれません。

米国内線ではデルタラウンジアクセスがついていない点に注意

現在のデルタ航空のメダリオン制度では、デルタ航空ラウンジ(デルタスカイクラブ)へのアクセスがちょっとややこしいので、補足説明をしておきます。

自分の持っているステータスがどこの会社のものかと、フライトの分類軸が3種類ある点がややこしいのですが、これらの要素の組み合わせで利用可否が変わります。

  • デルタのステータス(ゴールドメダリオン以上)なのか、スカイチーム加盟の他社ステータス(=エリートまたはエリートプラス)なのか
  • デルタ便に乗るのか、スカイチーム加盟の他社便に乗るのか
  • 購入したチケットの区分がベーシックエコノミーか、メインキャビン以上か
  • 米国国内線か、国際線か

この観点からも、ベトナムエアラインズカード+Aemxプラチナの組み合わせの優秀さが際立ちます。

逆にデルタ以外のスカイチーム加盟航空会社を使う場合(例えばエールフランスをよく使うなど、デルタアメックスゴールドでスカイチームエリートプラスが存分に発揮できるなど)は、ゴールドメダリオンがより活きてくるので、ご自身のフライトにあったものを獲得していくのが望ましいでしょう。

ラウンジアクセス可否は他のアライアンスの米国航空会社でも同様なので、自分の便がラウンジアクセス可能なものかは購入時に確認しておきたいところです。

SFCやJGCを軸にする場合、このあたりのややこしさは少ないのですが、米国でステータスを考え始めると、このようなポイントが出てきがちだと思います。

その意味でもやはり、SFCやJGCは恵まれていると言えるかもしれません。

まとめ: 日本人がスカイチームで得られるベネフィットもそれなりにある

ステータスマッチはどの国の人でもチャレンジが可能ですが、1度きりのチャンスとなりますから、クレジットカード発行で半永久的にステータスをもらう権利がある日本人は優遇されている、と考えることもできます。

これはスカイチーム加盟航空会社がない日本ならではのベネフィットですから、使える人は存分に活かすことをお勧めします。

実際に使ってみてわかってくるメリット・デメリットもありますから、次回デルタ利用がある場合に備え、タイミングを見て私もベトナムエアラインズカードを発行する予定です。初年度は年会費無料ですから、これから渡米する人は渡米前に発行して準備しても良いかもしれません。

*1:ちなみにAmexデルタ スカイマイル・ゴールドで年間149万円の決済額だった場合、得られるステータスは1ランク下のシルバーメダリオン(=スカイチーム・エリート相当)となり、年会費が約1/10のベトナムエアラインズカード分まで後退してしまいます。

SFCでユナイテッド航空利用時に実感できるメリット6選

SFCで米国赴任後に得られる大きなメリットは、なんといってもスターアライアンス便の利用時に感じられる、スターアライアンスゴールドの力です。

アメリカの代表的なスターアライアンス加盟航空会社と言えばユナイテッド航空で、Unitedマイレージプラスは特典航空券の使いやすさが有名だと思いますが、米国では実際にどんなメリットを感じることができるのか、経験を元にお伝えできればと思います。

すでにSFCを持っている方でも、使いこなせていないメリットが眠っている可能性がありますので、使えるものがないかチェックしてみてください。

2026年4月以降の注意事項

2028年度から、ANAのSFC制度が変わります。

詳細はいろんなところで語られていますが、現時点の筆者の立場としてSFC取得はおすすめできません。

JALのJGC修行の方が良い人もいると思いますが、以下の記事は現時点でその内容を反映していませんので、ご注意ください。

前提知識: United.comで特典航空券を予約しても、SFC紐付けは可能

Unitedマイレージプラスでログインし、特典航空券を予約したら、紐づけるアカウントはUnitedマイレージプラスアカウントになってしまうのでは?という疑問は私も持っていました。

しかし、実際には搭乗者登録画面で、どの航空会社のマイレージプログラムを紐づけるかを選択することが可能です。(これはどの航空会社でも同じ)

SFC紐付きの会員番号を入力しても、画面上は預かり荷物数が増えたように見えなかったり、Premier Accessがついているのか分かりにくかったりはします。ただチェックイン後に発行される航空券にはしっかり特典が紐づいてきます。心配な人は有人カウンターに行きたくなるかもしれませんが、その場合もビジネスクラスチェックインカウンターで確認してみましょう。

1. 預かり荷物が無料になったり許容量が増えたりする

スターアライアンスゴールドがあると、ユナイテッド利用の旅行準備中に荷物を考える際、どのスーツケースを何個持って行くかの悩みがほぼなくなります。(荷物が多すぎて移動に困る、という別の悩みは出てくるかもしれませんが)

米国内線に乗る場合、ステータスなしのメンバーは預かり荷物が1つ目から有料なのが一般的です。ですからできるだけ機内持ち込み荷物を活用して無料で済ませようとする人が多いです。

SFCの場合、スターアライアンスゴールド(≒ Premier Gold相当)になるので、預かり荷物が2つまで無料になり、このような心配はほとんどありません。

また国際線の場合は預かり荷物が基本は2つ無料ですが、スターアライアンスゴールドメンバーはさらに1つ追加することが可能ですから、お土産が増えても困ることがほぼありません。(お土産が増えて困るのは主に出発空港までと到着空港からの輸送方法です。)

このように、SFCでユナイテッド航空を使えば、空港に行く前から考える要素を減らせるので、旅行のお供には非常に心強いです。

ちなみに日本とアメリカを行き来する場合は、日本国内の空港宅配が非常に便利です。

空港宅配をかなりコスパ良く実現してくれるのがトラストクラブワールドカードですので、移動に困りそうな方は以下の記事もご参考ください。

SFC/JGC修行後の荷物問題:トラストクラブワールドカードのコスパが高い空港宅配無料特典 - コスパ大好き|アメリカに移住したエンジニア

2. Premier Check-In カウンターが利用できる

まず空港に行って最初にやることといえば、チェックインして荷物を預けてしまうことでしょう。

ユナイテッド航空では、ビジネスクラス利用者とUnited Premierステータス保持者が利用できる優先カウンターがあり、SFC保持者=スターアライアンスゴールドメンバーはエコノミークラス利用時でもこれが使えます。(ユナイテッドのパッケージ的にいうと、Premier Accessに含まれるサービス)

メリットは空いていることで、ここで並んだ経験はほぼありません。以前の旅行で、ビジネスクラスカウンターにすでに一人ずつ搭乗者がおり、まぁすぐ順番が来るか、と待っていたところ、ファーストクラスカウンターで対応してもらえたことがあります。カウンターをすぐに開けてくれること自体も嬉しいですが、さらに接客が丁寧で、気持ちよくゲートに向かうことができました。

混んでいる時間帯や時期になると、通常のチェックインカウンターで並んだ経験をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、常に空いているカウンターを使えるのは時間的メリットが確実に感じられるでしょう。

私の最寄り空港のLAXは空港手前の渋滞がひどく、いつも早めに出ないと間に合わないのではないかとヒヤヒヤですが、SFC獲得後はこのような特典の積み重ねで時短でき、ある程度ギリギリになっても焦らなくなりました。

3. Gold Trackで保安検査場の混雑を緩和できる

チェックインが完了したら、次は保安検査場ですが、これもPremier Accessに含まれる特典でGold Trackを利用することができ、列に並ぶ時間を短縮してくれます。

この特典よりもTSA Pre✔︎の方が利用可能な空港・ターミナルが多く、また靴を脱がなくて良いなど、より強力ではありますが、Gold Trackが使える場合は保安検査のラインをスキップして先頭まで連れて行ってもらえるので、時短にはなります。保安検査場では普通の検査が待っているため、やはり靴を脱いだり〜と面倒な部分は変わりませんが、それでも多少混雑回避ができる分、時短になります。(Clear Plusの特典と似ているかもしれません)

私個人はTSA Pre✔︎を持っているのですが、家族でTSA Pre✔︎なしの人がいる旅行をする場面では、同伴者もPremier Accessになるためこれが活きてきます。また海外旅行などでTSA Pre✔︎がない空港を利用する際は、この特典があるかをチェックすることで時短できる場合もあるため、私は旅行前の準備リストにこの確認を入れています。

ちなみに空港によってはTSA Pre✔︎レーンに人が並びすぎていて、通常の保安検査の方が早いこともあり、その際にもGold Trackが活きてきます。(DFW空港ではTSA Pre✔︎ユーザーの量と対応ターミナルの少なさからか、実際にこの問題に突き当たったことがあります。)

ただ、基本的にTSA Pre✔︎には敵いませんので、米国内でよく飛行機を使う方にはTSA Pre✔︎をおすすめします。

4. United Club(中級ラウンジ)にアクセスできる

保安検査場の後は自由に空港内を散策できますが、航空会社ラウンジへのアクセスがあるといくつかメリットが感じられるでしょう。

SFCがあれば、スターアライアンスゴールド特典で本人と同伴者1名(同じ予約番号でチケットを取った人が同伴者です)まで無料で入場できますので、家族や同僚と一緒にラウンジでゆっくり過ごすことができます。(SFC家族カードがあれば、その人も同伴者を1名追加できるので、ここで家族カードがさらに活きてきます)

WiFiも安定運用されていますし、空港によっては電話ブースが設置されている場合もあり、空港でのWeb会議も容易になります。

United Clubにアクセスできること自体がお得

普通、United Clubにアクセスするには、たとえUnited Premierメンバーでも無料ではアクセスできません。United Clubのメンバーシップ(年会費$700〜)を買うか、United Club Infinite Card(年会費$525)を持った人だけが入場できるラウンジですので、変な人がいない、安全なラウンジです。

日本のANAラウンジ(特に国際線)はSFCユーザーとインバウンド旅行客で混み合っていて、正直あまり落ち着かない印象ですが、United Clubはこういった金銭的な事情もあり、混んでいるのを見たことがありません。その意味でも、米国の空港でラウンジが無料でゆっくり使えるのはかなりメリットに感じられます。

日本の通常ラウンジよりは良い食事が出る

United Club自体は中級という位置付けのラウンジですが、私の感覚ですとANA国内線ラウンジや日本のクレジットカードラウンジ*1よりは上等だと思います。理由は軽食がより充実しているからで、朝ならフルーツやスクランブルエッグ程度の食事もありますし、昼や夜もチキンサンドやスープが出ていることもあります。

高級なラウンジとは言えませんが、比較的上質なラウンジが無料で提供されているのは割と助かります。特に家族で旅行をすると、人数分の食事や飲み物が必要になりますので、これが無料になるのは財布に優しいです。またお酒が好きな人は無料でビールやカクテルが飲めるのがUnitedラウンジに共通するメリットでしょうか。

空港によっては、ご当地メニューが導入されているUnited Clubもあります。例えばサンフランシスコ国際空港(SFO)では、ご当地メニューとしてクラムチャウダーが用意されており、乗り換え利用でも少しだけサンフランシスコを味わうことができます。

ラウンジのカウンターで手厚いサポートが受けられる

もう一つ私がメリットに感じるのは、航空券のことが相談できるカウンターがあることです。遅延した場合のチケットがどうなるかなど、ラウンジの中で確認・対処してくれるので、これも旅の安心度を上げてくれます。

出張の際、予定していた乗り継ぎ便が遅延することが判明したため、カウンターに相談したところ、すぐに対応してもらえました。もちろんウェブでサポートにお願いしてもいいのですが、チャットだと返信待ち時間があったり、チャットが勝手に中断されないか張り付きで見ている必要があったり、何かと時間がかかります。一方、カウンターではリアルタイムにプロがサポートしてくれるので、非常にスムーズに対応してもらえて、時間的な余裕がない時にも安心できます。

また以前は家族旅行の際、どうしても横並びの席を取れないことがあり、サポートに何度か相談してもどうにもなりませんでした。一方Unitedラウンジのカウンターで相談したところ、前後の席の予約を確認してくれた上、「ここでは席の変更はできないが、ゲートのスタッフならできる。前の席は横並びで4名の予約だからおそらく交換してくれないが、後ろの席の2名はそのまま交換できるから、それをスタッフに伝えて。」と、かなり細かい対応をしてくれ、無事に家族横並びの席を確保することができました。

日本から出発する時は、ANAラウンジにも入れる

United Clubの話からは反れますが、日本からUnited便に乗る際は同じスターアライアンスのパートナーであるANA国際線ラウンジに入ることも可能です。

もちろんUnited Clubの方が近いでしょうが、時間に余裕がある場合はより食事のバリエーションが豊富なANA国際線ラウンジの方がお得感があるかもしれません。

ANA国際線ラウンジが混んでいたらUnited Clubにいく、とか、まず食事をしにANA国際線ラウンジに行く、とか、SFCによる恩恵で選択することができる、ということ自体がメリットとと言えます。

5. 米国内線の無償アップグレードが助かる

米国内線では、Star Alliance GoldメンバーはUnitedプレミアゴールド扱いをしてくれるため、プレミアゴールド相当の出発48時間前からの無償アップグレード受付があります。

基本的にはアップグレード可能な場合に通知が届くそうなのですが、個人的に一度も通知を受けたことはありません。苦笑

しかしサポートに連絡したり、United Clubカウンターやゲートで確認してみるとアップグレード可能なことが多く、事前に確認する価値ありです。

米国内線のアップグレードは、基本的に自分の購入した席の1クラス上までです。エコノミークラスのメインキャビン予約時、大抵はEconomy Plus(エコノミーの前後座席幅が広めのシート)まではアップグレードしてくれます。

プレミアメンバー向けにはどこの航空会社も無償アップグレードを提供していますが、個人的な体験としてアップグレードされなかった覚えがない、というくらいアップグレードされる頻度が高いように思います。

Star Alliance Goldメンバー=United Premierメンバーではないため、若干不便なことはありますが、基本的な扱いとしてはUnited Premier Gold相当ですので、ダメ元で聞いてみることをおすすめします。

Economy Plusには予想以上の恩恵があることも

Economy Plusはそこまで嬉しくない、と思っていたのですが、値段が+$100程度するため割と不人気な席になりがちで、中距離路線でEconomy Plusにアップグレードされると3列シートを独占できることもあります。

以前、LAからNYに向かう便でこれがあり、5時間程度の夜間フライトを横になって過ごせたのは非常に助かりました。

有料席しかない時に、無料席を開放してくれることもある

もちろん、アップグレードは必ずしもできるわけではなく、繁忙期などはどうしてもできないこともあります。

ただ、そういった場合もサポートへの問い合わせをおすすめします。なぜなら、Premierメンバー用にブロックしている無料席があり、これを使わせてくれることがあるからです。

またこのようなブロック席はキャビンの比較的前方にあり、乗降も比較的スムーズになりますから、たとえ無料席が取れていたとしても確認の価値ありです。

6. 優先搭乗と預かり荷物優先対応でスムーズに乗降できる

米国内線あるあるとして、預かり荷物は一般的に追加料金を取られるため、全て手荷物で持っていこうとする人が多く、機内の荷物棚がスーツケースでいっぱいになりがちです。

つまり搭乗順が遅いグループになってしまうと、自分の席から離れたところにスーツケースを収納することになり安全面のリスクが出てきますし、最悪預かり荷物扱いになってしまいます(その場合、預かり荷物の料金は取られませんが、通常預かり荷物同様にロストバゲッジリスクが出てきます)。

よって、優先搭乗で早めに自分の席に行けるとそのリスクを避けることができます。

また、機内でよくわからないところに荷物を収納された人が自分より前の席にいると、到着空港で降機する際に、後ろがつかえてしまってなかなか降りられず、日本人的には「この時間、あの人さえいなければ全員にメリットあるのにな」など無駄にイラついてしまいます苦笑

一方、Economy Plusで機体前方に乗っているとそのようなリスクもなく、自分の真上からスーツケースを取り出してスムーズに降りられるので、合わせ技で効いてきます。

仮に預かり荷物があった場合にも、プライオリティタグが付けられるため、優先的に預かり荷物が出てきて、割とスムーズに次の行動に移ることができます。

以前、カンクン旅行に行った際、プライオリティタグがついているにも関わらずなかなか荷物が出てこないことがあったため(おそらく現地空港のオペレーションの問題ではありますが)、時間を優先する場合は身軽に手荷物だけで移動するのがベストだとは思います。が、ほとんどの先進国では間違いなく最初の方に荷物が出てくるので、荷物が多い時はやはり助かる特典です。

番外編: 特典航空券のコードシェア便ではベネフィットが多少減ることも

ここまでベネフィットを羅列してみましたが、多少不便に感じる部分として、特典航空券の制約を挙げたいと思います。

United.comからUnited航空の特典航空券を利用する場合、不便に感じる部分はほとんどありません。もちろん、通常のPremier Goldに比べてアップグレード通知が来ないなどはありますが、特典航空券だからという理由でそもそもStar Alliance Goldの特典が受けられない、ということはありません。

ただ多少制約が発生するのは、United.comでANA便(コードシェア・ANA運行)を選択した場合の以下2点です。

機体前方の座席指定はANAのシステムでのみ可能

これは知っておいた方がいいTipsですが、SFCの特典として利用可能な、機体前方の座席指定はUnited.comでは選択することができず、ANAの予約システムからのみ指定できます。

Star Alliance Gold特典にはこの特典がなく、ANA独自の特典のため仕方のないことと思いますが、おそらくシステム上の制約でこのようになるため、United.comで予約後に忘れずANA側の座席指定をしておきましょう。

ANAの食事アップグレードはできない

これはエコノミーを予約した場合のみの制約ですが、ANAのサービスにある食事のアップグレード(日本から海外に向かう便のみ。追加料金は2,500円)はUnited.comから予約した場合、適用対象外になります。

おそらくこれはコードシェア便の制限と思われるので、特典航空券に限った話ではないと思います。また日本から海外に向かうときはANA国際線ラウンジで食事してから行けますので、ラウンジで食事をする時間がある人にはあまり不便にもならないかもしれません。

機内食が出てきてもほとんど残していたりすると、客室乗務員の方に「お口に合いませんでしたか?」などと余計な心配をかけてしまいますので、出発前に食事を済ませる場合は機内食不要のオプションを入れておいた方が良いかもしれません。(客室乗務員さん的に特別対応を覚えておく方が面倒だったりするかもしれませんが。。)

まとめ:米国でこそSFCの真価は発揮される

他のブログでも、海外でのSFCの価値は強調されていると思いますが、特に米国という航空先進国でこの価値は倍増する感覚があります。

繰り返しになりますが、すでにSFCを持っている方でも、使いこなせていないメリットが眠っている可能性がありますので、使えるものがないかチェックしてみてください。

SFC取得のメリット・デメリットもたくさん出てくると思いますが、「なぜSFCが必要なの?」と聞かれて明文化できずに踏ん切りがつかない人もいるかもしれません。

ただ、米国駐在の可能性があって、準備時間もそれなりに見込める、という方にはかなりおすすめできますので、その理由や費用対効果については他の記事もご参考ください。

analytics-guy.hatenablog.com

analytics-guy.hatenablog.com

*1:アメリカでクレジットカードラウンジというと、Amex Centurion LoungeやChase Sapphire Loungeが入ってしまい、評価を見誤るかもしれません。日本で言うクレジットカードラウンジはPriority PassやLounge Keyで無制限に入れるクラスのラウンジに相当しますが、そのようなラウンジでも多少のフードはあるので、日本のクレジットカードラウンジと比較すると若干いい気がします。もちろんUnited Clubの方が若干良いのですが、その良さはゲート近くにあることや、フードが多少良いことと、より混雑していないことから来るように思います。

BILTとPlastiqの家賃支払いは出口戦略で決める

アメリカで家賃を支払う際、クレジットカードを使うと嬉しいベネフィットを想像できます。

一般的にBILTもしくはPlastiqを使う方が多いと思う一方、個人的に使っていて思うのはやはり出口戦略が最重要、ということです。

今回は私が思う、BILTとPlastiqがそれぞれどんな方に向いているのか、解説してみます。

BILTはまず作ろう

The Bilt Mastercardは、Wells Fargoが提供しているクレジットカードで、言わずと知れた手数料なしで家賃が支払えるクレジットカードです。

BILTはWells Fargoからは独立したサービスですが、BILT会員向けにさまざまな特典を提供しています。

最も有名なベネフィットが、毎月の家賃支払いをクレジットカードで支払い、それにポイントがつく、という部分でしょう。

しかもこのクレジットカードは年会費無料なので、特にクレジットカードにこだわりがない人はとりあえず作っておくのが良いでしょう。

他にもBILTの魅力はたくさんあるのですが、アメリカにはより特典がつくクレジットカードがたくさんあります。ただ、新しくクレジットカードを作るとクレジットスコアが一時的に下がったり、発行可能枚数にChaseの5/24のような制約がかかってくることから、休み休み作っていく必要があるでしょう。

そんな時の「繋ぎ」にBILTはとてもありがたいカードです。

BILTはいいクレジットカードが発行できない時の繋ぎ

私は新しくクレジットカードを発行した直後は、入会ボーナスを得る目的でPlastiqによる家賃のクレジットカード払いをしますが、次のカード発行までの繋ぎとしてBILTによる家賃支払いを挟むと気持ち的に楽です。

と言うのも、Plastiqには決済手数料2.90%が必要になるので、入会ボーナスなどの割のいい時期のブースターとしてPlastiqを使いたいためです。一方、BILTは決済手数料なしで家賃分のポイントがもらえるため、財布へのダメージが少なく、コスパが良いと感じるためです。

実際には支払方法がコロコロ切り替わると大家さんの迷惑になるので、現在はPlastiq一択になっていますが、年単位で支払方法が切り替わる分には受け取る側の負担も減らせると思います。

ただ、特典の大きいクレジットカードは比較的目的がはっきりしているのに対し、BILTポイントは「とりあえず貯めてるけど、何に使おう?」となりがちです。

私もその一人だったのですが、BILTの使い方とポイントの出口によって、Plastiqと使い分けるのが良さそう、と言うのが個人的な結論です。

BILTでホテル予約は割がよい

BILTポイントはホテルや航空会社のポイントに交換することができますが、個人的にホテル予約では効果を発揮するように思います。

BILTのポータルで家賃にポイントを充当する場合、大体1ポイント0.5セントの価値になります。大まかに言えば、1万ポイントは$50くらいにはなります。

一方、ホテル予約に使う場合、私の感覚では1ポイント2ドル程度の価値になります。大まかに言えば、1万ポイントは$200分くらいになります。

つまり、家賃に充てるよりはホテル予約に使ったほうが4倍くらい差があると考えられます。

またホテルチェーンへのポイント交換先もいくつかありますが、会員システムが最も良いとされるHyattのポイントに交換することができます。(その他Hilton、IHG、Marriott、Accor、Virgin Redの合計6社のポイントに交換可能)

この2点を考慮すると、まずはBILTで1万ポイントあればどこかのホテルで何らかの形では使えるだろう、といった算段になるでしょう。

逆にホテルは使わないよ、という方は、BILTポイントは別の使い道を考えるほうが良さそうです。

BILTポイントはJAL・Unitedマイルに交換できる

飛行機は割と使う、という方の場合、JALやUnitedといった提携航空会社のポイントに交換するのが良いかもしれません。

JALは駐在員であれば一時帰国時に使えますし、ポイントを1:1でJALマイルに交換できるサービスは珍しいので、魅力的な使い方と言えるでしょう。

またUnitedマイルはChaseのURポイントから交換できますが、URポイントをUnitedマイルに交換するのは少し魅力が落ちてしまいます。この点、BILTポイントの使い道に迷うようであれば、Unitedマイルは有望かもしれません。

その他、Alaska Airlinesなどを含む合計16社のマイルに交換ができますので、ホテルはダメでも飛行機で、という人には良いかもしれません。

Plastiqは入会ボーナスを得るために使う

クレジットカードに慣れている方は、ミニマムスペンド(入会ボーナスを得るために必要な決済金額)についてよくご存知だと思います。

たとえばAmex Platinumの標準的な入会ボーナスは、たとえば入会6ヶ月で$6,000決済すると8万ポイントもらえる、といった要領です。

私の住むロサンゼルスでは、駐在員の平均的な家賃は$3,000/月程度ですから、もし家賃を2回、Plastiqで支払うことができれば、一瞬で達成可能な金額ですね。

別の例として、Amex Business Platinumにたまにある、入会3ヶ月で$10,000決済すると15万ポイントもらえる、のようなものもあります。

6ヶ月で$6,000なら、月$1,000ですので家賃支払も不要ですが、3ヶ月で$10,000となると、月平均で$3,333となります。

入会ボーナス15万ポイントを得られるなら、Plastiqで家賃3ヶ月分をクレジットカード決済に組み込み、ローリスクで完了できる方法は魅力的に映ります。

AmexのMRポイントは、ANAマイルやホテル予約に利用できますから、目的がある方にはぴったりな決済方法になるでしょう。

結論:はっきりした目的があればPlastiq、そうでなければBILTでお得にホテル予約

以上、簡単ですが私なりのBILTとPlastiqによる家賃支払いロジックでした。

BILTにご興味を持っていただけた方は、以下リンクから入会いただくと私に紹介ボーナスが入ります。

この記事が少しでも参考になった方は紹介リンクを利用いただけるとモチベーションに繋がります。

bilt.page

またPlastiqによる家賃支払い方法は以下の記事にまとめてありますので、ご参考ください。

analytics-guy.hatenablog.com

米国赴任者は新JALステータス獲得スピードが2倍になる説

2024年度からJALの会員ステータス制度が変わり、以前のような1年間修行してJGC: JAL Global Clubステータス(ANAで言う現行のSFC、もしくは2028年度以降のSFC Plus相当)を獲得する、ができなくなりました。

色々調べてみると、JALのステータス制度は金持ち優遇がありそうですが、その次あたりに米国駐在員を優遇しているようにも見えましたので、この記事ではこの自説(?)について共有したいと思います。

結論を先に書いておきますと、JALのステータス獲得には米国駐在員でも5-6年かかると思いますので、即効性を求める人はステータスマッチなどを検討するのが良いでしょう。

スカイチームのステータスを手軽に得て、デルタ航空便の快適性を上げる方法 - コスパ大好き|アメリカに移住したエンジニア

JALステータス制度の特徴は「飛ばなくてもいい」

新JALステータス制度(JAL Life Status プログラム)の詳細は他のブログにお願いするとして、大枠だけ私の理解を共有しますと、以下の特徴があります。

  • 「Life Statusポイント」(LSPと略)という永年ポイントが導入され、これをベースに会員ステータスが決まる
  • 1500 LSPを超えると、One World Sapphire (Star Allianceで言えばGold相当)のステータスが獲得できる
  • LSPは過去のフライトにも遡って加算されるため、今までJALを使っていたユーザーはスタート地点が高い状態になる
  • LSPはJAL便搭乗やJALカードの利用金額、その他JALのサービス利用度合いに応じて付与される

つまり、ANAの会員ステータスがフライトで獲得できる「プレミアムポイント」で決まるのに対して、JALのLSPはクレジットカード利用金額だけでも獲得できるため、実質1回もJAL便に搭乗しなくてもステータスを獲得可能、というのが大きな違いです。

例えば日本のJALカードは20万円利用ごとに5 LSP獲得できるため、1500 LSP獲得のために必要な決済金額をざっくり計算すると6,000万円です。

一般人が6,000万円をクレジットカード決済するのにかかる年数を考えると、例えば毎月の生活費20万円程度を全てカード決済して、毎年240万円決済できたとしても、獲得LSPは年間60 LSPですから、1500 LSP獲得には25年かかる計算です。

ですので一般人向けのメッセージとしては、「長くJALサービスを使ってくれる人をロイヤルユーザーと考えますよ」と捉えることができ、これは理にかなっているように思います。

一方、世の中は広いので、年間6,000万円以上を決済するようなお金持ちも少数ですが存在するようです。

つまり、お金持ち向けのメッセージとしては、「お金持ちがJALカードを使ってくれれば、一切搭乗してくれなくても優遇しますよ」というメッセージとも受け取れるのです。

米国駐在員にはJAL USAカードが優遇の鍵となる

米国駐在員が一般的に最初に作成するクレジットカードは2種類で、JALかANAのビジネスカードです。

実は2024年10月にJAL USAカードはサービスが刷新され、JAL USAカードの利用額 $1,500につき5 LSPが獲得できる、という機能が付与されました。

具体的には、年会費$85のPremium Rewards付きプランに申し込むことで、$1あたりの獲得マイル数が1マイルとなり(Premium Rewardsなしだと$2で1マイル付与)、1500マイル獲得ごとに5 LSP獲得できるため、月々の決済をこのカードで支払うだけでLSPが獲得できることになります。

この仕組み自体は日本でも同じですし、$1,500というのは現在のドル円レートを約150円とすると22.5万円です。日本のJALカードが20万円でLSPを獲得できると考えると、LSP獲得にかかる単価は低いようにも感じられます。そしてそれは計算上、正しいと思います。

ただ、米国と日本では物価が倍くらい違います。つまり、米国と日本で同じ生活をしていたら、決済金額が勝手に倍くらいに増えてしまう、と考えた方が現実に沿っていると思います。

さらに米国ではPlastiqなどを使うと、家賃の支払いさえもクレジットカードで行うことが可能です。

Plastiqで家賃をクレカ払いにする - 初心者向け使い方ガイド(スクリーンショット多め) - コスパ大好き|アメリカに移住したエンジニア

私の試算にはなりますが、一般的な米国駐在員(家族同行)で家賃支払いをクレジットカード決済できれば、年間決済金額は少なく見積もっても4.5万ドルを超えると思います。

4.5万ドルで年間に得られるLSPは150 LSP/年となりますので、日本で生活している状態が60 LSP/年とすれば、倍以上の速度でLSPを獲得できる計算になります。

そして残念なことに、2025年3月の現時点で、ANA USAカードにはこのような制度がありません。。

つまり、今から米国駐在する人には、JAL USAカードの方がお得なのではないか、というおすすめになってしまうのです。

もちろん、ANAも制度改革を行なっていくと噂されていますので、今後に期待したいところですが、現時点の一つの最適解があるとするとこれになるのではないか、との自説です。

1500 LSP到達前に得られるメリットもある

JALライフステータスプログラムについては詳しく説明していせんでしたが、実は250 LSP獲得と、500 LSP獲得時点でもステータス特典が得られるのです。

ステータス名はそれぞれ、JMB elite (250 LSP到達)JMB elite plus (500 LSP到達)で、それぞれ年間2回・6回のサクララウンジ入室券が付与されます。

またJMB elite昇格時点から、マイルの有効期限が60ヶ月(5年間)に伸びます。通常は36ヶ月(3年間)なので、マイルをたくさん貯めて一気に使う、という用途でも使いやすくなります。

ですので、4.5万ドル決済を2年程度続けるだけでも、一般会員からちょいステータス持ち会員になり、JALマイルの恩恵を享受しやすくなる、と言えるでしょう。

JALのLSPは現行のSFC相当のメリットに加え、さらに発展型の夢を見せてくれる

肝心のメリットについてもさらっと触れておきましょう。

JALのJGCはANAでいうSFCだ、と言いましたが、より具体的にいうとJGC Three StarがSFCに相当します。

簡単にそのメリットを羅列すると、

  • 空港待ち時間にいいラウンジ(無料の食事やシャワー付き)が使える
  • 空港でのチェックイン時間が短い
  • 搭乗時に早く席に着ける
  • 預かり荷物が早く出てくる
  • 預かり荷物の上限が増える
  • マイルが溜まりやすくなる
  • 会員専用の電話受付窓口が使える
  • One World Sapphireステータスが得られる(つまり同アライアンスの航空会社でも同等の優遇が受けられる)

という感じです。

ただ、JGCはさらにこの上に3つ段階があり、JGC Four Star、JGC Five Star、そして最上級のJGC Six Starが存在します。

JGC Six Starでは、JALのファーストクラスラウンジへの無料アクセスがついてきますので、ここまで到達できると最高ですが、獲得するには12,000 LSPが必要になります。(日本のJALカード決済換算では4.8億円決済が必要)

Six Starまで目指すことは一般的に難しいと思いますが、ANAとの違いとしては、使えば使うほど上を目指せる、かつこれが一生涯に渡りチャレンジし続けられる、というのがポイントです。

よって、すでにJGC Three Starを獲得しているエリート(?)駐在員にもさらなるチャンスをくれますし、何よりビジネスオーナーやお金持ちの方のロイヤリティまでも獲得できる制度設計になっています。

5年以上米国駐在、かつJALサービスを駆使すればJGC獲得が見えてくる

私のような普通の米国駐在員に話を戻しますが、現実を見ると年間のクレジットカード決済で得られるのが150 LSP/年です。よって、JGC Three Star到達の1500 LSPの獲得でさえ10年かかる計算になってしまいます。

最もOne Worldステータスが活きると考えられる米国駐在中にこれが達成できないと考えると、ちょっと残念と感じるかもしれません。

しかし年間で250 LSP獲得を目指すと6年でJGC Three Starが獲得可能になりますので、実際には多くの人におススメできるように思います。

米国駐在が5年以上になる人には間違いなくおススメできますし、次に別の国に駐在する可能性がある場合、次の国でもJAL USAカード決済は可能、かつ米国駐在中にJGCを獲得すればOne Worldステータスも活用できるかもしれません。

また米国でビジネスを持たれている方も、JAL USAカードはビジネスカードのため、事業費決済で決済金額が一般人よりも増やしやすく、1500 LSP獲得スピードが加速するでしょう。

私も予定ではもう少し駐在が長引くので早速使い始めましたが、2025年現在、Plastiqでの家賃支払いにも利用できていますし、JAL USAカードはMaster Cardブランドですので、ほぼ全ての店でクレジットカード決済が可能です。

では、年間250 LSPの獲得は現実的なのか、という話なのですが、それは以下のような足し算で考えると、人によっては十分現実的だと思います。

JAL USAカード決済では、LSPとマイルの両方が貯まることを考慮する

JAL USAカードで年間4.5万ドル使うと、4.5万マイル獲得=150 LSPが獲得できる計算です。

LSPだけ考えると忘れてしまうのですが、JALマイルは1万マイル単位でeJALポイントに変えると50%のボーナスが付きますので、このeJALポイントを使ってJALのフライトを購入すれば、さらにLSPが獲得できます。

つまり、仮に年間5万マイル貯めて全てをeJALポイントに変えると、7.5万円のフライト購入が可能な計算です。

ここから先はやるかやらないかもありますが、例えばこのeJALポイントで片道7,500円の日本国内フライトを10回こなすと、1フライトで5 LSP獲得できますので、合計で50 LSP獲得することができます。

実際には、搭乗ボーナスマイルや、JAL関連サービス利用で得られるマイルも合わせるともっと多くのマイルが貯まります。最低でも5万マイル/年程度は貯まるので、2年に1回は特典航空券で国際線チケットを取得可能な計算になります。

JALで一時帰国する人はもっと貯まりやすい

JAL国際線でもLSPは獲得できます。

JAL国際線の区間1000マイルあたり5 LSPが付与されます。例えば米国本土↔︎東京の移動をJALで購入する場合、少なくとも片道5千マイル、つまり25 LSPが獲得できます。

米国駐在員は年間1回前後(会社やその人の役職によると思いますが)の一時帰国があると思いますので、往復できれば50 LSP/年は硬いです。

またTipsとして、国際線には乗り継ぎで日本国内線が入ることがあります。

つまり、アメリカ本土→日本で最低25 LSP得られるのに加え、例えば国際線の到着が関西国際空港で、乗り継ぎで羽田空港に行く場合、国内線分の5 LSPも追加されます。

よって、往復で乗り継ぎを入れると60 LSP得られる可能性があります。

出張の日程上そのように組むことができるか、という部分はありますが、可能な時のために覚えておいて損はないでしょう。

また出張以外でも、米国発で購入するJALの航空券は破格の安さになったりします。いわゆる「海外発券」ですが、ローシーズンは片道$500程度で登場可能です。

JAL系列のLCCであるZipAirで、預かり荷物1つ(15kgまで)のFlex Bizパッケージ(キャンセル時に一部バウチャー返金が可能)が$400弱であることを考えると、預かり荷物も2つで変更も効くJAL便を使う方が得策な気がします。

予約時のポイントとして以下がありますが、気をつけて予約すればアメリカに住んでいるメリットを最大限に活用できます。

  • American Airlines運行の便もあるが、これにはLSPが付与されないこと
  • ハイシーズンかローシーズンかはアメリカのカレンダーで決まること
  • 早めに予約すること

JALのサービス利用でマイルもLSPも獲得できる

LSPやマイルが獲得できるのはフライトやクレジットカード決済だけではありません。

そのサービスの幅はかなり多岐に渡り、かつ増えていっているようですので、最新情報はJALのページから確認いただくと良いと思います。

ウォーキングで健康になりながらマイルとLSPを貯める

例えばJAL Wellness & Travelアプリは月額550円のサブスクリプションサービスですが、サブスクリプション月数ごとに1 LSPが付与されますので、年間で12 LSP獲得できます。LSP獲得単価で考えると550円というのは破格でしょう。

さらにこのアプリは、ウォーキング歩数に応じてマイルが付与される仕組みとなっており、例えば1日で1万歩歩くごとに3マイル付与されます。

ちなみに1マイルは約1.6 kmですので、3マイルで約4.8 km。私の歩幅だと大体5 kmのウォーキングをすると1万歩を達成できます。

1日3マイルだとショボく感じるかもしれませんが、実際には6,000歩・8,000歩・10,000歩到達ごとに獲得できる「抽選券」があり、これらを合わせると大体1日平均10マイル程度貯めることができます。

つまり、1年間続けると3,650マイル貯まりますから、クレジットカード決済で得られる4.5万マイルと合わせると5万マイル弱になり、多少は旅行の足しにもできます。

米国は車社会の地域が多く、ロサンゼルスでも車がないと生きていけないのですが、そうすると運動不足になりがちですので、この意味でも米国駐在員にはぴったりのサービスかもしれません。

JALモバイルでもLSPとマイルが貯まる

2025年4月から、JALモバイルがスタートしました。

現時点ではデータのみ対応のeSIMで月2GB・440円/月のプランでも毎月1 LSPと5マイルが獲得できますので、LSP単価としては非常に安いと言えるでしょう。

つまり、これも年間12 LSPを積み上げるのに一役買ってくれます。

日本にいる(住所が証明できる書類がある)間に契約する必要がありますが、POVOなどと異なり、使っていなくても勝手に解約される心配はなさそうです。また使わなかった月のデータ通信量を繰越できるので、日本に一時帰国した際のデータSIMとしても活用できるでしょう。

JAL Mallで日本の決済も活用できる

JAL Mallもここ数年で始まったサービスですが、JALの運営するECサイトで、ここで決済した金額にも1万円利用で100マイルと1LSPが付与されます。

例えば10万円のiPhoneをJAL MallのApple Storeで購入すると1000マイルと10 LSPを獲得できます。

私の利用シーンとしては、父の日や母の日、誕生日など、日本にいる親類へのプレゼントなどに利用しますが、年間5万円も使えばいい方だと思いますので、ここで5 LSP追加、程度に考えています。

JALマイレージパーク経由でマイルがたまるショップ

日本に一時帰国した際の買い物では、JALマイレージパークを覗いてみると良いかもしれません。

例えばビックカメラオンラインでの買い物決済で1LSP獲得できますので、大したことのない買い物でも、決済に対して獲得できるLSPを見逃さずに使いたいところです。

日本で事業決済がある人はJAL Luxury Cardも

これまで日本のJALカードで一気にLSPを獲得する方法はなかったように思いますが、2025年からJAL Luxuryカードの法人カードに申し込めるようになりました。

年会費が24万円と高額ですが、事業費決済で数百万円使う、という人には、LSPを一気に獲得する有望な方法になります。さらにカードの特典で、JMBクリスタル(ANAでいうブロンズ)のステータスが得られるため、JAL便を利用する際のメリットも増えます。

ビジネスオーナーにはいろいろな特典があると思いますので、ぜひ検討したい一枚でしょう。

見逃せないLSP 2倍キャンペーン

2025年1月・2026年1-3月はありがたいことに、LSPが2倍貯まるチャンスがありました。

2025年はまだLSP修行を始めていなかったので乗れませんでしたが、2026年1-3月は国内線搭乗やJALカードの決済に対するLSPが2倍になるキャンペーンが開催されました。

私の場合、日本のJALカードをPlastiq経由で家賃支払いに使うことで大量得点を狙いました。

Plastiqでアメリカ以外で発行されたカードを利用すると、2.9%の手数料にさらに追加で1%の手数料を取られます。

ちなみにクレジットカード会社からの海外決済手数料もかかりますが、JCBブランドのJAL Club-Aゴールドで1.6~1.7%が最安なはずですので、実際には手数料だけで5%近く支払うことになります。

ただ、クレジットカードで支払わないパターンで、日本円を米ドルに両替して送金した場合を考えると、そちらはそちらで送金手数料などを取られることを踏まえると、選択肢として一考の余地があると思います。

たまたまですが、円高も多少進んだため、こういった決済に機動的に対応できたのは個人的に良かったと思います。

仮に家賃2~3ヶ月分を一気に支払って$6,500(≒100万円)程度とすると、だいたい5万円の手数料を支払う計算になります。ただこのうち2.9万円程度はPlastiqの手数料ですから、アメリカのカードで支払っても同じで、実質的な差額は2.1万円となります。

その差額2.1万円があれば、国内線なら区間によっては往復できる金額ではありますが、以下のように考えることもできます。

  • JAL USAカードで$6,500支払うと、$1,500につき5 LSPなので、4.33 x 5 LSP ≒ 21.66 LSP 得る計算
  • 日本のJALゴールドカードで100万円支払うと、20万円につき5 LSPなので、5 x 5 LSP ≒ 25 LSP 得る計算

つまり、同じ家賃を支払って得られるLSPが、日本のJALカードで支払うと3.33 LSP分余計にもらえます。

さらに、日本のJALカードで支払った場合にのみLSPが2倍になるため、最終的なLSPの差分は28.33 LSPとなります。

なので、2.1万円を使って28.33 LSPを獲得すると考えると、LSP単価は 741円と、JALモバイル・JAL Wellness & Travelの440円・550円にも迫る勢いの安さ、と考えることができます。

Plastiqの手数料を加味した本来的なLSP単価は倍近いのですが、時間をほぼかけずにやれるLSP獲得手法としては正当化可能な範囲ではないか、と思います。

もちろん、100万円支払ったら1万マイル貯まるわけですので、eJAL換算で1.5万円を得たと考えることもできますね。(実際にはドル払いしたら6,500マイル貯まるわけなので、差額は3,500マイル≒5,000 eJALポイント、つまり得られるのは1万円分のeJALポイントですが。)

ここまで来ると見苦しいと思われるかもしれませんが、こういった諸々を考慮して納得の上で取り組む、という生き様を生暖かく見守っていただければと思います。

SFCがあってもJGCが欲しくなるもの?

私はスターアライアンス利用が多いため、JGCはあまり注目していませんでしたが、米系エアラインの1年間だけのステータス制度をみていると、永年ステータスの価値を感じざるを得なくなり、JAL・One Worldステータスも欲しくなってきた、という状態です。

詳しくはデルタ航空のステータスマッチ記事で語りましたので、気になる方はそちらもご参考いただければと思いますが、ANAヘビーユーザーからは以下のような不満の声があったようです。

  • ANAラウンジの質は高いが、使いたい時に入れなかったりする
  • ANAプラチナは自動的に獲得できても、ダイヤモンドは毎年修行しないといけない
  • ANAビジネスクラスに乗っても、ANAスイートラウンジは入れない(ファーストクラスのみ)
  • ANA特典航空券はJALに比べて取りづらい

つまり、SFCの主たるメリットと言われるラウンジ特典が使えず、満足行かない上級会員も多数いて、かつ特典航空券もほとんど取れない、という印象のようです。

デルタ航空ステータスマッチでSFC修行の価値を最大化 - コスパ大好き|アメリカに移住したエンジニア

私のようなポイント・コスパ好きな一般市民からすると、フライト時間帯をラウンジが空いている時間にすればいいとか、特典航空券も1年後を取ればいいとか、ある程度対処可能な悩みかなと思いますが、お金持ち・ビジネス中心ユーザーからみると、タイムパフォーマンスが悪いそのような制度は嫌われる傾向にあるようです。

ですので、私の周りの社長や米国駐在員について考えてみると「もしかしたらJALの方がコスパが良いのかも?」と、最近では考えています。

他のクレジットカード入会特典とも強くは競合しない説

Amexプラチナを渡米1ヶ月で発行した方法の記事にも書きましたが、米国のクレジットカードは入会特典が非常に大きいので、どうせ決済するならそちらに使った方が良いのでは?というのも健全な疑問だと思います。

ただ、それらの決済に必要な金額は大体$4,000~$15,000かつ決済期間が3〜6ヶ月以内だと思いますので、一部そちらに回しても共存可能な程度ではないか、と思います。

渡米1ヶ月以内にアメリカンエクスプレス・プラチナカードを発行した話 - コスパ大好き|アメリカに移住したエンジニア

またクレジットカードには個人カードとビジネスカードがありますが、JAL USAカードはビジネスカードですので、個人カードの発行履歴にカウントされることもありません。

よって、Chaseの5/24にもカウントされませんので、決済金額が十分にある人にはこの邪魔にもならないでしょう。

検証:実際に1年やってみて計画通りだった

詳細は伏せますが、大枠どの程度のポイントが貯まったのか、私自身の2025年度(2025年4月〜2026年3月)実績を振り返ってみました。

サービス LSP 備考
JAL USAカード 130 家賃・生活費決済
JALカード 45 日本での買い物など
JAL国際線 25 日本への帰国片道
JAL国内線 20 日本国内の移動
JAL Wellness & Travel 11 運動
ショッピング系 10 ギフトなど
JAL Mobile 10 2GB データSIM
その他 の合計 10
合計 261 250達成

個人的に非常にLSPを意識してやっと250 LSPを超えられた、という感覚でしたが、2025年3月までに積算されていないもの(LSP 2倍キャンペーンのボーナス分など)もあると考えると、想定以上の進捗だと感じました。

2026年度もシミュレーションしてみましたが、コンサバに見て(ボーナスLSPを考慮に入れなくても)年間250 LSP獲得は達成可能圏内なので、このプランは決して絵に描いた餅ではないことが実証できました。実際、2025年度は1枚クレカを発行して、サインアップボーナスを獲得しても達成でした。2026年もすでにBILT Palladiumカードを発行していますが、それを踏まえてもほぼ達成できる見込みです。

2026年度も続けたいか、という問いはありますが、少なくとも250 LSP・500 LSPという手の届く目標まではモチベーションが続く気がします。

500 LSPは、1500 LSPに対しては33%程度の達成率なので、実際には多くの人がここで諦めがつく気もします。

米国にいる期間が限られている人はなるべく達成を目指しておくと下駄を履けますし、米国にいる期間が長ければ気長にやれますから、いずれにせよプランとして一考の価値ありだと思います。

まとめ: 考えるのが面倒な人はJAL USAカード決済が楽かも

私のようにポイントやクレジットカードが好きな人にはあまり苦にならない情報収集も、忙しいビジネスパーソンやアクティブな駐在家族には負担になります。

(レストランはこれ、スーパーはこれ、カフェはこれ、...とか家族に指示しても、面倒なので守ってくれません苦笑)

クレジットカードを複数種類発行して管理をするよりも、JAL USAカードで決済しておけばマイルと永年ポイント(=LSP)がもらえる、と考えると、他のポイントを大量にもらうよりもお得な感覚にもなります。

特に1年目は色々と物入りでクレジットカード決済額も増えますので、最初期のカードとしてはJAL USAカードが唯一無二の選択肢になるように思います。

これから渡米される方は、なんでもクレジットカードで支払えないかを調べてみるのも面白いかもしれません。

家賃もそうですし、車の頭金でも最低$1,000の支払いを求められるところを、最大$10,000までクレジットカードで支払いができるなどの裏技もあるそうです。

銀行振り込みで支払うとポイントはつきませんので、決済額が大きい国の特徴を生かして、快適な駐在生活をエンジョイして下さい。

デルタ航空ステータスマッチでSFC修行の価値を最大化

海外赴任でSFC修行をすると、間違いなくANAブロンズまたはプラチナステータスを得ることになります。

そしてブロンズかプラチナステータス獲得〜SFC獲得前の段階で、すでにスターアライアンスでのステータスの威力を感じる方も多いでしょう。

しかしその後に出てくる課題はスターアライアンス以外の航空会社を使う時。言ってみれば「ノーステータス旅」ですが、ステータスの恩恵を味わった分、それなしの旅にありもしない痛みを感じてしまうのです苦笑

このブログを読んでくださった方の多くは海外赴任 x SFCで見てくださっているようですので、SFC獲得後にその価値をさらに最大化すべく、別のアライアンスでのステータス獲得について書きたいと思います。

2026年4月以降の注意事項

2028年度から、ANAのSFC制度が変わります。

詳細はいろんなところで語られていますが、現時点の筆者の立場としてSFC取得はおすすめできません。

JALのJGC修行の方が良い人もいると思いますが、以下の記事は現時点でその内容を反映していませんので、ご注意ください。

ステータスのベネフィットを知ると、他アライアンスでも欲しくなる

個人的な話を共有しますと、例えば私の住むロサンゼルス(LAX)からダラス(DFW)への出張でユナイテッド航空(スターアライアンス)を使おうとすると、直行便がなかったのです。

これが個人的な旅行であれば「安い料金で2便乗れて、空港も2種類行けてラッキー」くらいに思うのですが、会社の出張で同僚と行く便となると話は違います。

直行便と価格を見ると明らかにアメリカンエアラインズ(ワンワールドアライアンス)に軍配が上がり、それ以外の選択肢はありえませんでした。

しかしアメリカ国内便は大抵の場合、預かり荷物が1つ目から有料なのです。ステータスを持っていたり、航空会社の年会費$100程度のクレジットカードを持っていれば1つ目が無料になりますが、基本的に$40/片道くらい取られるので、年に1回使うか使わないかの航空会社のカードは発行するリスクの方が大きく見えます。

渡米当時を思い出すと、まだ可能だったJALグローバルクラブ修行をやっておけばよかったな、と多少悔やまれましたが、今更言っても始まりません。

同様にロサンゼルス(LAX)からポートランド(PDX)へのフライトでもユナイテッド直行便がなく、こちらはデルタ航空(スカイチーム)で予約しました。

後述しますが、デルタ航空についてはステータスを一時的に得る方法があるので、それを使うことを1ヶ月くらい真剣に考える羽目になりました。

このように、大きめの3つのアライアンスのうち1つあれば十分かと考えていた修行当初と、ステータス獲得後の細かなベネフィットまで理解した状態では割とギャップがあり、ここでもコスパと自制心を働かせた意思決定が欲しくなりますので、私なりに調べた"ステータスマッチ"について備忘録として記したいと思います。

ちなみにJALグローバルクラブ修行に興味のある方は、以下の記事もご参考まで。

米国赴任者は新JALステータス獲得スピードが2倍になる説

そんな心理を見事に突くステータスマッチ制度

転職や引っ越しなどがあると使う空港が変わってきて、結果的にアライアンスを乗り換えた方が得策だ、という結論になることは多々あるようです。

本来的に航空会社は、1年間の利用実績を基に次年度のステータスを与えることを行なっているのですが、上記の通りステータスを持っている会員のロイヤリティが必ずしも高くない瞬間があることを知っています。

例えば私がユナイテッド航空のヘビーユーザーだったとしても、仕事が変わってアメリカン航空の使用頻度が高くなれば、無理にユナイテッド航空のステータスを維持する理由はなくなるのです。

※ちなみにユナイテッド航空なら得られたであろうメリットは、以下にまとめがあります。

SFCでユナイテッド航空利用時に実感できるメリット6選

そこで、(この例で言えば)アメリカン航空がユナイテッド航空のステータス持ち会員に対し、「数ヶ月だけうちのステータスを付与するので、その間にXマイル乗ってくれたらその期間を来年まで伸ばしますよ(その後は他のユーザーと同じだけど)」といったインセンティブを与え、より早く航空会社を切り替えてもらうことを狙うのです。

同じようなステータスを持っていても、空港によってラウンジの良し悪しがあったり、付帯施設の違いやスタッフの違いがあったりと、フライトの経験は異なる場合もあるので、実際にそれで乗り換える人がいても全く不思議ではありません。

一見、眉唾に聞こえるステータスマッチ制度なのですが、アメリカでは割と常識的に行われているので、この制度を利用しない手はありません。

ポイントは、スターアライアンス加盟航空会社間で取り扱いを一緒にしてくれる、スターアライアンスゴールドのような制度ではなく、別アライアンス間で(一時的に)同等の取り扱いをしてくれる、という点にあります。

デルタ航空がANAのステータスマッチをしてくれる

ステータスマッチ制度は航空会社によって取り扱いが異なりますが、デルタ航空はANAのプラチナメンバーをゴールドメダリオンメンバー(スカイチームのSky Elite Plusに相当)として扱ってくれる制度があります。

日系航空会社のステータスマッチをしてくれる航空会社(例えばベトナム航空の有償ステータスマッチ)はいくつかあるようなのですが、デルタ航空は無償で3ヶ月間、ステータスマッチをしてくれます。

つまり、SFC修行実施後、ANAのプラチナメンバーである間にデルタ航空を利用する機会がある人は、間違いなくやっておいた方が得なのです。

ちなみにですが、すでに修行を終えてプラチナ資格を失ってしまった方には、ベトナム航空のクレジットカードでスカイチームステータスを得る方法もあります。

スカイチームのステータスを手軽に得て、デルタ航空便の快適性を上げる方法

申し込み方法と注意点

申し込みは以下のウェブサイトから行います。ただ、私が申し込んだ時点では英語のウェブサイトからのみ申し込みフォームにアクセスできたので、アクセスできない場合はデルタ航空のウェブサイトで選択する言語設定を英語に変更してトライしてみてください。

www.delta.com

入力項目は「Company」以外が必須ですので、事前に準備しておきましょう。

ANAのプラチナメンバーであることを証明するための書類も2点送付する必要があり、1点目はフルネームが記載されたプラチナメンバーの証明ができる画像、2点目はプラチナメンバー達成が確認できる画面のキャプチャなどです。

1点目については、ANAマイレージアプリなどで表示できるバーチャルカードの画面で良いでしょう。

2点目は前年度のプレミアムポイント取得状態とANAプラチナの獲得条件がわかる画面を表示して、両方の画面が1枚のキャプチャに入るようにしたものを添付すればOKです。

特に、ライフソリューションサービスを利用したプラチナ条件達成などは、SFC修行をしていない人には珍紛漢紛な内容になるので、丁寧に(かつ画面も英語表記に切り替えた状態で)提示した方が良いでしょう。

これらを説明するための文字情報を入力するフィールドもないので、画面キャプチャは入念に準備した方が良いと思います。

申し込み後5-14営業日かかる、というメールが来ますが、デルタスカイクラブ(ラウンジ)で問い合わせたところ、遅いと20営業日かかるそうなので、搭乗の2-3週間前には済ませておくのが良いでしょう。

*1

実際、私の場合はピッタリ5営業日で使えるようになりましたが、もう少し早くやれば良かったと後悔しました。。

申請が通るとメールでいつまでの期間ゴールドメダリオンが付与されるか、連絡が来ます。

3ヶ月もあれば大抵の旅行はカバーできそうですが、旅程に合わせて計画的に申請すると良いでしょう。

申請に必要な条件はウェブサイトで最新情報を確認することをお勧めしますが、記事執筆時点での条件は以下です。

  • 過去3年間に無償のステータスマッチを受けていないこと
  • ステータスマッチ元のエアラインのステータスを、有償フライトで獲得していること
  • ステータスマッチ元のエアラインのステータスを証明するカード(デジタルも可)と、ステータス条件を満たしていることを示す書類があること(どちらにも自分の名前が記載されていること)
  • 申請時点でDelta Sky Milesメンバーになってから30日が経過しており、過去に1度でもベーシックエコノミーより高いクラスの便に、デルタ航空ウェブサイトで予約・搭乗した実績があること

さらに期限を伸ばすオプションもある

このステータスマッチチャレンジには、さらに期限を1年間延長する方法がありますので、その条件も合わせて確認すると良いかもしれません。

それは、$2,500 MQDs を3ヶ月のトライアル期間中にゲットする、というものです。

MQDsと言われると若干ややこしいですが、要するにデルタ航空で$2,500以上使ってください、ということです。

国際線で往復を通常予約で購入すれば行ってしまいそうな金額ではありますが、これが加算されるのは予約時ではなく搭乗後ですので、事前に予約しておき、フライトの前にステータスマッチしておけば超えられる条件かもしれません。

ちなみに試したことはありませんが、以下のクレジットカードを発行すると、来期のMQDsを+$2,500してくれる、MQD Headstartという特典があります。

  • Delta SkyMiles® Reserve American Express Card
  • Delta SkyMiles® Platinum American Express Card

デルタのメンバーシップは2月でリセットされ、このMQD Headstartが適用されるのは期が始まってから8-12週間後、とのことですので、SFC修行完了後にプラチナメンバーとなったのち、タイミングを図ることで以下のようなことも可能かもしれません。

  • プラチナメンバー1年目の12月までにクレカを申し込む
  • 1月中にステータスマッチ申し込み(プラチナメンバー資格が失われる2ヶ月前)
  • 1月末にステータスマッチ完了(ゴールドメダリオンの期限は4月末までとなる)
  • MQD Headstartで3月末までに$2,500 MQDsを獲得 -> 翌年1月までゴールドメダリオン資格が維持される

日本のデルタアメックス発行でゴールドメダリオンになれる裏技も

SFC修行に合わせてステータスマッチを行う、という文脈でご紹介してきたゴールドメダリオンですが、実は日本のデルタアメックスゴールドカードを発行すると1年間だけステータスを無償で付与してもらうことができます。

なぜこれに触れるかというと、過去3年にこのような形で無償のステータス付与実績がある場合、ANAプラチナからのステータスマッチは受け付けられないからです。

手軽にステータスが付与されるクレジットカード特典は最高だと思いつつ、このような落とし穴にもなり得るので、すでに使ったことがある方は要注意です。

逆にSFC修行後にゴールドメダリオンをまた得たい人には心強いカードになりますので、年会費3万円弱を取り戻す自信がある方は検討すると良いかもしれません。

実はこの他にもいくつかステータスを得る手段はあり、個人的にはベトナムエアラインズカードに注目しているので、以下の記事も併せてご参考ください。

スカイチームのステータスを手軽に得て、デルタ航空便の快適性を上げる方法

まとめ:修行のROIをもう少しだけ捻り出そう!

SFC修行はお金も時間もかかりますから、もう一捻りベネフィットを引き出したい、と思うのが健全だと思います。

3ヶ月の期間限定のため、なかなかタイミングが難しいですが、デルタ航空を利用する予定がなくても、スカイチーム加盟航空会社のフライトを利用する場合にも使えますので、頭の片隅に置いておいて損はありません。

SFCのメリットを探っている方には、私が考えるSFCのコストパフォーマンス考察記事もありますので、ご参考ください。

SFC取得して本当に良かったか?コスパ検証を改めてやってみたい

*1:余談ですが、ゴールドメダリオンになってもデルタスカイクラブラウンジアクセスはついてきません(SkyTeam提携航空会社のラウンジアクセスはSky Elite Plus特典で使えます)。Amexプラチナの特典を使うと、メインキャビン以上の便を使う場合はラウンジにアクセスできますので、デルタ航空を使う機会が多い人はAmexプラチナ、もしくはデルタが発行するDelta SkyMiles® Reserve American Express Cardに付いてくるラウンジアクセス特典を検討しても良いかもしれません。